「こんなはずじゃ…」私の留学に関する失敗談5選!失敗しないための対策も紹介。
UnsplashのHermes Riveraが撮影した写真
私は大学生の時に、4ヶ月間カナダに語学留学していました。
留学自体は楽しいことも多く充実していましたが、後から振り返ってみると
「もっと有意義に過ごすことができたのでは?」
「客観的に見て私の留学は失敗だったのでは?」
と思うようになりました。
そこで今回は、私の留学に関する失敗談5つと失敗しないための対策を紹介したいと思います。
私が留学に関して「失敗した…」と感じたポイントは以下の5つです。
・留学の目的が明確じゃなかった。
・日本での勉強不足
・留学先での勉強不足
・失敗しすぎて、消極的になってしまった。
・事前の情報収集不足
せっかく時間もお金もかけて留学に行くのであれば、後悔のない留学にしたいですよね。
私の経験を反面教師にして、充実した留学生活を楽しんできてください!
<目次>
↑留学中に旅行したカナディアンロッキーの風景。
留学に関する失敗 5つ
1.留学の目的が明確じゃなかった。
皆さんはAさんとBさん、どちらが有意義な留学生活を過ごせると思いますか?
Aさん:将来CAになるために、留学を通してTOEIC800点以上を目指している。
Bさん:なんとなく海外に憧れがあって漠然と留学に来た。
やはり目的が明確なAさんの方が充実した留学生活を過ごせるのではと思います。
私は完全にBさんのパターンでした。
子どもの頃からなんとなく海外に憧れていて、「大学時代しか留学に行くチャンスがない!」と思い、勢いだけで留学に行ってしまいました。
留学に行くこと自体が目的になっていたわけです。
留学に行ってみて英語力は少しは伸びたものの、それを何に活かしたいのかが明確ではありませんでした。
お金と時間をかけて行っただけのリターンがあったかと聞かれると、自信を持ってYESとは答えられません。
目的が明確ではなかったため、留学先での勉強もたまにサボっていました。
2.日本での勉強不足
留学に行くこと自体が目的になっていたため、日本にいる時にあまり熱心に英語を勉強していませんでした。
大学の英語の授業に出席し、必要最低限の宿題をやるのみ。
それだけではやはり英語力は上がらず、
自信がないまま留学に行く→現地で英語を話すことができず、消極的になる
という悪循環に陥っていたと思います。
留学してから痛感しましたが、日本でも英語力を伸ばす方法はたくさんあります。
Youtubeや図書館の教材、英語日記や大学の英会話サークルなどを活用して、留学前にできるだけ英語力を上げておきましょう。
留学に行ったら突然英語が喋れるようになるわけではないので、事前の準備が大切です。
3.留学先での勉強不足
留学前の私は「留学に行けば英語を話せるようになる」という甘い考えを持っていました。
確かに留学に行けば英会話をする機会は増えますが、意識して勉強しないと語彙は増えないですし、発音も良くなりません。
留学中は1日中英語を聞いて頭がパンパンになって、授業と宿題だけで手一杯になりがちです。
しかし、授業と宿題は最低限の勉強であって、+αで勉強をしないと英語は話せるようにならないと強く感じました。
留学先で部屋に閉じこもって勉強ばかりしているのももったいないですが、1人で復習や予習をする時間も英語力アップのためにとても重要です。
4.失敗しすぎて、消極的になってしまった。
分からないことだらけの海外生活の中で、
失敗をしてしまうことはよくあることだと思います。
例えば、私は留学中に以下のような失敗を何度も経験しました。
・ホストファミリーとの会話が上手くいかない。
・お店で自分の注文が通じない。
・店員さんの英語が聞き取れない。
・他の国の留学生に発音の悪さを指摘される。
慣れない海外生活の中で失敗をするのは当たり前のことですが、私は失敗するたびに毎回落ち込んでしまっていました。
「失敗=経験値」と捉えて次の行動に繋げることができていれば良かったのですが、「次も失敗したらどうしよう…」と積極的な行動が取れなくなっていました。
今から振り返ってみると、留学という貴重な期間に落ち込んで消極的になってしまっていたのはもったいなかったと思います。
5.事前の情報収集不足
留学に行くこと自体が目的になっていた私は、事前の下調べもとても甘かったです。
同じ大学から一緒に留学に行った知人たちは、大学の先輩から留学先のイベントなどを事前に聞いて把握していました。
その子たちが情報を教えてくれたため、多くの楽しいイベントに参加できましたが、もしその子たちがいなかったら、ほとんど参加できていなかったと思います。
現地で情報を集めるのもとても大切ですが、確実に留学を充実させたいのであれば、事前に情報を集めることを強くおすすめします。
また、留学先の国の文化やマナー、生活についてもあまり詳しく調べていなかったため、戸惑うことも多かったです。
事前に情報を集めておけば、もっとすんなりと留学先に馴染めていたのではと思います。
留学を成功に導くための対策 5つ
1.留学の目的を明確にしよう。
やはり留学の目的を明確に決めましょう。
「TOEIC○点を目指す」
「この職業に就けるように英語力をアップさせる」
「新しい経験をして視野を広げ、将来やりたいことを明確にする」
など、具体的なゴールを決めておくのがいいと思います。
目的を決めることにより、留学先でのモチベーションがアップし、勉強にも本気で取り組めるようになります。
2.留学前の勉強を甘く見ない。
まずは、海外に行けば英語を喋れるようになるという甘い幻想を捨てましょう。
10歳未満の子どもなら海外に行くだけで英語を喋れるようになるかもしれませんが、大人は勉強をしないと話せるようになりません。
そのことを念頭に置いた上で、日本でできることをピックアップしましょう。
単語、文法、リスニング、発音練習、シャドーイング、ライティングなど、日本でできることは多くあると思います。
留学に行ってから基礎の勉強をしていたら、時間がもったいないです。
留学先でいいスタートが切れるように、日本から準備をしておきましょう。
3.留学先でも+αの勉強を。
語学学校の授業を受けたり、宿題を提出したりするのはもちろんですが、それ以外で+αの勉強をするように心がけてください。
例えば、
・会話の中で出てきた分からなかった単語を調べる。
・通じなかった発音を練習する。
・英語で自分の言いたいことが言えなかった場合、
どう言えば良かったか後から調べる。
など、現地での経験を活かしてトライ&エラーを繰り返していくのがおすすめです。
4.留学先でのメンタルケアを大切に。
「人間誰しも失敗するもの。失敗してもOKだし、不慣れな海外なら失敗するのが普通」というマインドを持つことが大切です。
しかし、どうしても失敗して落ち込んでしまった場合は、きちんとメンタルケアをしましょう。
例えば、
・同じ留学先の日本人に気持ちを話してみる。
・日本にいる親や友人に話を聞いてもらう。
・日記に自分の感情を書き出してみる。
など、様々な対策をして落ち込みから回復するようにしてください。
留学の目的を思い出すのも、失敗から立ち直る1つの有効な手段です。
目的を思い出すことにより、再度モチベーションがアップし、次の行動を起こせるようになります。
5.留学前の情報収集はしっかりと。
同じ留学先に行っていた大学の先輩など、その地域に実際に行ったことがある人に話を聞くのが1番効率がいいと思います。
観光スポットやイベントなどを事前に聞いておくことで、留学をより充実させることができます。
留学先の地域に住んでいる日本人のブログを参考にするのもおすすめ。
また、その国の基本的な情報を調べておくことも大切です。
インターネットを使って、以下のキーワードで調べておきましょう。
「国名 留学 基本情報」
「国名 留学 気をつけること」
「国名 マナー」
事前にどのくらい情報を仕入れているかによって留学の充実度が変わってきます。
最後に
今回は私の留学に関する失敗談5選と失敗しないための対策を紹介しました。
まとめると以下のようになります。
1.留学の目的が明確じゃなかった。
→留学の目的を明確にしよう。
2.日本での勉強不足
→留学前の勉強を甘く見ない。
3.留学先での勉強不足
→留学先でも+αの勉強を。
4.失敗しすぎて、消極的になってしまった。
→留学先でのメンタルケアを大切に。
5.事前の情報収集不足
→留学前の情報収集はしっかりと。
私の留学は決して上手くいっていたとは言えないと思います。
しかし、留学自体は楽しく、新しい経験もたくさんでき、留学に行ったこと自体について後悔はないです。
「もっと留学というチャンスを活かしきることができていたら…」という後悔のみが残っています。
これから留学に行く皆さんにとって、この記事がお役に立てれば幸いです。